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土と灰

Tsuchi & Hai · The Studio of Takuzen Nakamura

不完全なるものの、静かな美しさ。
侘び寂びの器、ひとつひとつ手づくり。

陶芸家 中村 泰然

萩焼の窯を受け継ぎ、二十年。私の手から生まれる器は、一つとして同じものはありません。ろくろの回転、土の鳴き、灰の落ち方――そのすべてが、その日の風と私の呼吸によって、静かに決められてゆく。

完璧を目指しません。均整のとれた円より、少し歪んだ縁のほうが、きっとあなたの手に馴染むはずです。

「茶の湯の器は、
つくる者と使う者、
そして土と時間、
その四者の静かな会話である。」 — 中村 泰然 · 二〇二〇年 秋

ここでご紹介するのは、今年の春に登り窯で焼き上げた、十六点のうちの四点です。釉薬の流れ、指の跡、窯変の景色――どれも予定できぬものばかり。

井戸茶碗「枯山水」 · 令和六年 春

此春の作品より

— from this spring's firing · four selected

赤楽茶碗「夕凪」

Chawan — Yuunagi · evening calm

赤楽の肌に、黒釉がゆるやかに流れ落ちる。手に取ると、ほの温かい。

壱拾弐萬円 · ¥120,000

花入「無名」

Hanaire — Mumei · the unnamed

銘を付けそびれたままの一点。野の花を一枝、お好みで。

捌萬四千円 · ¥84,000

苔皿「春浅し」

Plate — Haru-asashi · early spring

灰釉に苔色を重ねた平皿。和菓子を一つ、乗せてほしい。

参萬六千円 · ¥36,000

湯呑「金継ぎ」

Yunomi — Kintsugi · mended with gold

二度目の火を潜った器。その傷こそが、この器の景色。

弐萬弐千円 · ¥22,000

工房へのお問い合わせ

Inquiries & Studio Visits

萩の山あいに、小さな登り窯を構えております。焼成は春と秋、年に二度のみ。器の購入、茶会のお引き受け、工房の見学、いずれもお気軽にお声がけください。

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